こんにちは!松村歯科医院です。
「最近、朝起きたときに口の中がネバつく…」「口臭が気になる」といったお悩みはございませんか?こうした小さな変化の裏に「歯周病」が潜んでいることがあります。
「歯周病」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、実際にどんな病気なのかは意外と知られていません。
実は、日本人の歯を失う原因の第一位がこの歯周病です。
厚生労働省の「歯科疾患実態調査(令和4年)」によると全年代を通じて約2人に1人が歯周病の可能性があるとされています。つまり、決して特別な病気ではなく、誰でもなり得る身近な病気です。
今回は、そんな身近でありながら見過ごされがちな「歯周病」についてお伝えします。
この記事を読んで、手遅れになる前に大切な歯の健康を守っていきましょう!
歯周病ってどんな病気?見過ごしがちな初期症状
歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが細菌によって炎症を起こし、徐々に壊れてしまう病気です。原因は「歯の表面についたプラーク(歯垢)」で、このプラークの中には細菌がたくさんいて、放っておくと歯ぐきに炎症を起こします。
虫歯のように痛みが出にくいため、自分では気づかないまま進行してしまうのが特徴です。
こんな症状、ありませんか?
- 朝起きると口の中がネバネバする
- 歯みがきのときに血が出る
- 歯ぐきが下がって歯が長く見える
- 口臭が気になる
- 硬いものが噛みにくい
これらは歯周病の代表的なサインです。さらに進行していくと、歯ぐきが腫れたり、膿が出る、歯がグラグラするなどの症状が現ることもあります。
30代・40代は要注意!歯周病と生活習慣病の関係とは?
30〜40代は仕事・家庭・ストレスが高まりやすく、生活が乱れやすい時期でもあります。また、この年代から歯ぐきの抵抗力が少しずつ低下することもあり、若年よりもリスクが上がると考えられます。
男性・女性別の注意点
- 男性:喫煙率・飲酒率が高い傾向があり、これらが歯周病を進行させる原因になります。
- 女性:ホルモン変動(妊娠、更年期など)が歯ぐきに影響を与えることがあります。特に妊娠性歯周炎は要注意です。
ストレス・睡眠不足と歯周病の関係
ストレスや睡眠不足は、免疫機能を低下させ、炎症反応を高める可能性があります。これにより、歯周病菌に対する身体の抵抗力が弱まり、進行を早めるリスクが高くなります。さらに、ストレスによって歯ぎしり・食いしばりが起こると、歯や歯ぐきに物理的な負荷がかかります。
これらの要因が、30〜40代の歯周病リスクを高める背景です。
歯周病を防ぐ予防のポイント
毎日の正しい歯みがき

歯周病の原因となるプラークは毎日のブラッシングでしか落とせません。
特に歯と歯ぐきの間は細菌がたまりやすいため、歯ブラシを45度の角度であてて小刻みに動かす(バス法)ことを推奨しています。
歯医者での定期的なクリーニング
日々のケアでは落とし切れなかったプラークは、やがて硬い歯石に変わり、歯ブラシでは除去できません。そのため定期的な検診で、歯石除去が欠かせません。
通院は3〜6カ月に1回のペースが目安です。
生活習慣の見直し
歯周病は口の中だけではなく、生活習慣とも深く関わっています。
特に喫煙は歯周病のリスクを大幅に高めることが分かっており、禁煙が強く推奨されています。また、栄養素バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレスの軽減も歯ぐきの健康に効果的です。
神戸市在住の方必見|歯周病予防に強い歯科医院なら松村歯科へ!
ここまでで、歯周病予防の大切さが伝わりましたでしょうか。
当院には、歯科予防に特化した歯科衛生士が11人在籍しており、定期的なメンテナンスや歯周病予防をしっかりサポートしています。
当院が予防に力を入れている理由は、数あるお口の病気の中でも「歯周病対策」が特に重要だからです。
「神戸で歯周病予防に強い歯医者を探している」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
執筆者プロフィール
院長 松村 健司
松村歯科医院
神戸っこ小児歯科・矯正歯科診療室
経歴
大阪歯科大学卒業
2009年-2014年 医療法人幸恵会カツべ歯副院長
第32回日本顎咬合学会学術大会 ポスター発表カボ賞受賞
所属
日本顎咬合学会認定医(かみあわせ認定医)
大阪sjcd、5Dksg、NHK、GPO、iors、OPI