
こんにちは。松村歯科医院です!
歯周病の治療を考えている皆様、治療には抜歯や手術をしないといけないと思っていませんか?
「歯茎を切る手術が怖い…」「治療後の痛みや腫れが心配…」といった悩みがあると思います。
そのような悩みを解決できる治療法が、最近歯科業界で注目を集めている「ブルーラジカル」という治療法です。
当院でも、現在ブルーラジカル治療の導入準備を進めており、来年3月からの導入を予定しています。
ブルーラジカルとは

抗菌力を有する過酸化水素水に青色のレーザー光を当てることで殺菌力を向上させ、深い歯周ポケットに潜む細菌を物理的に死滅させることを目的とした機器です。
簡単に言うと…
「光と薬剤の力で、歯ぐきの奥までキレイにできる」という新しい治療法です。
今までのように歯を削ったり、歯ぐきを切ったりせずに、細菌だけを狙い撃ちができます。切開や縫合が不要な為、回復が早いのも特徴です。
ブルーラジカル治療の3つのメリット
ブルーラジカルには以下のような効果があります。
◎痛み・出血がほとんどない
メスや縫合を伴わない小さなノズルと光照射で治療を行うため、出血・腫れ・痛みが最小限に抑えられます。
◎ 抗菌薬に頼らずに治療できる
抗菌薬とは異なり、光反応により細菌を物理的に破壊するため、耐性菌の発生リスクが極めて低いです。
◎ 歯周ポケットの深部まで殺菌
青色のレーザーと薬剤の反応により、細菌膜(バイオフィルム)をしっかり除去できます。
「なるべく歯を抜きたくない」「痛みの少ない治療がいい」という方にとって心強い選択肢になります。
ブルーラジカルのデメリット

魅力的なメリットがあるけれども、万能な治療法というわけではありません。以下のような注意点やデメリットがあります。
自費診療(1本当たり¥16500予定)
比較的新しい治療法であり、治療費が一般的な治療法よりも高くなることがあります。保険適用外の治療法なので、保険適用の治療法と比べると高額です。
効果に個人差がある
炎症の進行度や日々のセルフケアの状況によって効果に差が出ます。一度の照射で成功する方もおられれば、複数回の照射が必要な方もおられます。
重度の骨吸収などには他の治療を併用する必要がある
骨の再生を目的とした再生療法などを併用する必要があることに注意が必要です。根本的な原因が解決されないと再発するリスクもあります。
※治療を受けることができない場合があります
・ペースメーカーを使用されてる方
・無カタラーゼ症の方
・局所麻酔ができない方
・妊娠中の方
・光過敏症の方
歯周病治療が心配な方へ!ぜひ当院へご相談ください。

歯周病を放置していると歯を失うだけではなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。そして歯周病は「完治」は難しく症状を「安定させる」ことが大切です。
当院では現在、ブルーラジカル治療の導入に向けて準備を進めており、来年3月からの運用開始を予定しております。
「歯茎を切る手術が怖い…」「治療後の痛みや腫れが心配…」といったお悩みの方、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
執筆者プロフィール

院長 松村 健司
松村歯科医院
神戸っこ小児歯科・矯正歯科診療室
経歴
大阪歯科大学卒業
2009年-2014年 医療法人幸恵会カツべ歯副院長
第32回日本顎咬合学会学術大会 ポスター発表カボ賞受賞
所属
日本顎咬合学会認定医(かみあわせ認定医)
大阪sjcd、5Dksg、NHK、GPO、iors、OPI


