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【第2回】MFT(口腔筋機能療法)が必要になる理由。大人から子どもまで効果は?

 

こんにちは!松村歯科医院です。

当院ではMFT(口腔筋機能療法)というお口のトレーニングを採用し、お口やその周辺の筋肉を正しく使えるようになることで、
歯並びなどに影響を及ぼすお口の癖を改善しています。

今回はMFTが必要になる理由とその効果についてご紹介致します。

MFTが必要になる理由

1. 悪いお口のクセの影響を防ぎ改善します

お口のクセを専門的な言葉で「口腔習癖」といいます。
「口腔習癖」には例えば以下のようなクセがあり、悪い影響をお口に与えます。
 
■舌突出癖(ぜつとっしゅつへき):舌で前歯を押す癖で、歯並びが乱れ、歯が噛み合わない状態になります。
■指しゃぶり・唇咬み癖:長期間続くと歯並びや顎の成長に悪い影響を与えます。
■頬杖・片側噛み:顎の成長が偏り、噛み合わせのズレを引き起こすことがあります。
 
MFTを行うことで、これらの影響を防ぎ、改善することができます。

2. 歯列矯正の成功率を高めます

「矯正したけど、また出っ歯になってしまった」
「後から歯の隙間が目立つようになってきた」という経験をされる方もいらっしゃいます。
歯列矯正によって整った歯並びが、元の歯並びに戻ってしまうことで、この事を「後戻り」といいます。
矯正治療をしても、その後の舌や口の筋肉の使い方が悪いと後戻りしやすくなります。
 
MFTを行うことで、正しい筋機能を獲得し、矯正の効果を持続、しっかりと永続的に安定させられることができます。

3. 鼻呼吸を促し、口呼吸を改善します

口呼吸とは、鼻ではなく口から空気を吸って吐くことで、歯並びの乱れや口臭、虫歯、風邪をひきやすい原因になります。
それに対し、鼻呼吸は鼻腔で加湿・加温された空気を肺に送り、呼吸器を保護、健康を維持し虫歯や歯周病のリスクを軽減します。
 
MFTを行うことで、舌の正しい位置を習得、鼻呼吸を促し、健康的な呼吸習慣を身につけることができます。

4. 顎の成長を正しく促します

顎の成長は、幼少期から思春期にかけて急速に行われ、個人差はありますが、20歳頃まで成長し続けます。
上下の顎の成長量、速度のバランスがとれていることが重要で、歯並びや顔の形に大きく影響を及ぼします。
 
MFTを行うことで、口の周りの筋肉が適切に使われ、顎が正しく成長し、歯が正しい位置に並びやすくなります
早期に行えば、永久歯が生え揃ってからの治療が不要になる可能性が高まります。

5. 発音や嚥下(飲み込み)の問題を改善します

舌の位置が悪いと、サ行・タ行・ラ行の発音が不明瞭になることがあります。
 
MFTを行うことで、舌の動きを改善し、正しい発音をサポートします。
また、舌の動きが悪いと食べ物をうまく飲み込めないことがあります。
MFTは嚥下機能の改善にも役立ちます。

MFTの効果

上記の理由からMFTの効果は以下のようにまとめられます。

顔の筋肉の発達を助け、
フェイスラインが整う

口元の筋肉が鍛えられることで、口角が上がり、バランスの取れたフェイスラインになります。

歯並びや噛み合わせが
改善する

矯正治療の効果を高め、後戻りを防ぎ、きれいな歯並びを長持ちさせることができます。

鼻呼吸を習慣化できる

口呼吸を改善し、虫歯や歯周病、風邪をひきにくくする効果があります。

発音や嚥下機能が向上する

言葉が明瞭になり、食事の際の飲み込みがスムーズになります

正しい舌の位置と
口の筋肉のバランスが身につく

舌を正しい位置(スポットと呼ばれる上あごの適切な位置)に置くことで、歯並びや噛み合わせが整いやすくなります。

MFTは、歯並びや噛み合わせだけでなく、呼吸・発音・嚥下・顔の成長などにも大きく関わるため、特に成長期の子どもには早期の実施が推奨されます。
また、大人でも舌や口の癖を改善し、矯正治療の効果を高め、健康的な口腔機能を維持するのに役立ちます。
大人から子どもまで効果のある療法で、当院でも行っています。

MFT、気になる方はぜひ一度ご相談ください!

 

 

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